- どんな場合に相続税がかかるの？
- 相続税は遺産に係る基礎控除額を上回る財産を相続するとかかります。相続税の基礎控除額は、相続人の数に関係なく定まる定額控除額と、相続人の人数によって金額が変わる比例控除額を合計したものです。
- 誰が相続人になりますか？
- 相続人になることができる人の順位は、民法で次のように決められています。
第1順位 子
第2順位 父母
第3順位 兄弟姉妹
第1順位の人がいない場合には第2順位の人が、第2順位の人もいない場合には第3順位の人が相続人になる権利があります。
また、被相続人の配偶者も相続人となります。
- 相続放棄することはできますか？
- 相続の放棄は、相続人が相続の開始を知ってから3カ月以内に、相続権の放棄申し立てを家庭裁判所にします。
受理された場合は「相続放棄申述受理証明書」が交付されます。
相続放棄をすると、その相続人は、いなかったものとして取り扱われ、残りの相続人で遺産を分割することになります。
- 遺産分割協議書とは何ですか？
- 相続人間で遺産をどのように分割するかを話し合い、分割内容をまとめた書面が遺産分割協議書です。
遺産分割協議書は相続人間で決定した内容を証明する重要な書類になります。
不動産の相続登記や金融機関の預金の払い戻しにも必要となります。
- 遺留分となんですか？
- 遺留分とは、遺言により遺産を取得できない相続人にとって最低限保証される遺産をもらえる権利のことです。
遺留分の権利者は、配偶者、直系卑属、直系尊属となります。
- 相続税の申告は、いつまでにどこに提出すればいいですか？
- 相続税申告書の提出期限は、相続開始の日があったことを知った日の翌日から起算して10カ月になります。
提出期限の日が土、日、祝日等にあたる場合は、その翌日が提出期限となります。
相続税申告書の提出先は、被相続人の死亡時の住所地の所轄税務署になります。
相続税申告書の提出期限までに金融機関、郵便局および所轄税務署で相続税を納めることになります。
